
青カビを取り除けば食べられる?
といった疑問を解決できます。
食べられるか判断の目安
チーズのカビの生えにくい保存方法
チーズに青カビが生えたけど大丈夫?カビの見分け方
チーズを購入後、保存方法によってはカビが生えることがあります。
一方でそもそもチーズは発酵食品であり、カマンベールチーズやブルーチーズなどは元々カビを使って発酵させています。
というときに、食べてよいカビ、諦めるべきカビの見分け方をご紹介します。
赤茶や茶系のカビ
カマンベールチーズなどの白カビを使って熟成させたチーズの場合、赤茶や茶系のカビが生えても食べることができます。
チーズは購入後も熟成が進みます。
保管時の室温や湿度などによっては白カビチーズが赤茶や茶色に変色することがあります。
これはチーズの熟成が進んだために起こります。
熟成が進むほどコクが深まり、ニオイも独特さが増します。
そのためチーズに慣れてないと食べづらさが増しますが、食べることはできます。
オレンジ系のカビ
ゴルゴンゾーラチーズなどの青カビチーズの場合、発酵が進むとオレンジ系に変色することがあります。
こちらも白カビが赤茶系になるのと同様に、発酵が進んだために変色したもののため、食べることはできます。
青く黒ずんだカビ
一方で、保存に失敗すると青く黒ずんだカビが生えることがあります。
青く黒ずんだカビは残念ながら食べられません。
チーズってカビるのか😰 pic.twitter.com/awl61V8rfL
— 🚑キューちゃん (@kyu_kyu_chan) July 17, 2020
ナチュラルチーズは防腐剤を使わずに作られることが一般的です。
そのためチーズの保存方法が悪いとチーズ本来のカビとは別のカビが生えてしまいます。
このカビが青く黒ずんだカビであり、チーズを発酵させるために人為的に生やしたカビではないため食べるのは控えましょう。
チーズに生えた青カビを削れば食べられる?
カビ部分を削れば食べられる
フィラデルフィアクリームチーズや切れてるチーズで有名な、森永乳業のHPに以下のような記載がありました。
もしカビが生えてきたらどうすればいいの?
カビが小さい場合は、そこを大きめに切り取れば大丈夫です。
カビが広がっていたり、シュレッドチーズやスライスチーズの場合はやめたほうがよいでしょう。
毒性の低いものが多い
チーズの乳酸菌により、カビがチーズ内部まで浸透しづらい
といった理由から、
カビの発生面積が小さい場合は、カビの発生部分を含む周囲5㎜ほどを取り除けば食べることができます。
ブルーチーズの青カビとパンの青カビは同じもの
ちなみに、青カビを使って作られるブルーチーズは毒性のない種類のアオカビが使われています。
ブルーチーズの青カビと、パンに生える青カビはどちらも学名「ペニシリウム・ロックフォルティ(Penicillium roqueforti)というカビ。
同じものなんですね。
こんなときは食べないようにしましょう
ただし、チーズのカビ部分を切り取って食べたときに
など「腐敗」を感じた場合は食べずに処分する方がよいでしょう。
カビ菌は時間が経つとチーズの奥深くまで根を張ります。
大きなカビになるほど、青黒くなっていない箇所であっても目に見えない胞子が存在している場合があります。
青カビが生えにくい保存方法
冷蔵保存
冷蔵庫で保存する場合は賞味期限内(1週間をめど)に食べきりましょう。
チーズは、旨味成分満載であり、人だけでなく雑菌にとっても栄養の宝庫です。
菌が繁殖する前に食べきることが理想です。
開封後は冷蔵庫の野菜室への保存がおすすめ。
5℃~10℃以下で保存し、早めに食べきりましょう。
冷凍保存
長期に保存したい場合のポイントは冷凍保存。
ピザ用のシュレッドチーズなど、冷凍したまま加熱する用途のチーズであれば冷凍保存してもOKです。
カビは雑菌よりも低温耐性が高いものの、冷凍庫であればほぼ繁殖できません。
冷凍保存することでカビの発生を抑制することができます。
しかし、冷凍保存するとチーズの組織が壊れてぼそぼそしてしまい、食感や風味が落ちてしまいます。
可能であれば冷凍保存せずに食べきりましょう。
密閉状態にしない
密閉状態にしないこともポイントです。
チーズは購入後も発酵します。
密閉にするとチーズの呼吸ができなくなるため、発酵が停止してしまいます。
さらに、一度開封して触れた空気中の雑菌が居座ることになります。
結果、密閉してしまうと雑菌のみが繁殖してしまい、傷む原因になります。
保存の際は乾燥防止も兼ねて、オーブンシートを切り口にあてがいましょう。
さらにアルミホイルで軽く覆うと良いでしょう。
アルミホイルにより空気や光を遮断できるので、より良い状態に保てます。
水分をぬぐう
湿気があるため冷蔵庫から出した際に切り口に水分が発生することがあります。
水分ははカビの原因になりますので、保存時はキッチンペーパーなどで水分をぬぐいましょう。