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GIMPで画像の一部を削除する方法!Ver2.10でのスマート消去の使い方

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画像編集ソフトGIMPを使って、写真に映りこんでしまった人物や物など、画像上の不要な箇所を消す方法のご紹介です。GIMPのバージョン2.10を使って説明しています。

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GIMPで画像の一部を削除する方法!

旅先で写真を撮ったとき、旅行から帰ってから写真を見直すと人物や車など、不要なものが映り込んでしまっていることありませんか。

あんた邪魔ー!!
と叫んでも時すでに遅し。
撮り直しはできません。

私もブログに写真をUPするときに写真を見直して初めて
「あ。人が映っているから使えない…」
となるときがあります。

そんなときに使えるのが
ギンプのプラグイン「スマート消去」です。
resynthesizerともいうみたいです。

例えばですが、

子供と飛行機を撮りたかったのだけど、後ろにリュックを背負ったおじ様や、2人の係員が映ってしまっています。
(この画像はフリー素材からもらってきました)

こんなときGIMPのプラグイン、スマート消去を使えば

のように不要な人物を消すことができます。

画像処理ってすごいですよね。

以下で「スマート消去」のGIMPへの導入方法、使い方をご紹介します。

gimp2.10でのスマート消去の使い方【導入編】

1.プラグインをダウンロード

まずはスマート消去のプラグインをダウンロードします。

※作者様のHPはこちら(外部リンク)

2.ファイルをGIMPの所定のフォルダに保存

ダウンロードしたファイルを解凍します。

ファイルには、
■smart-remove.scm
■resynthesizer.exe
の2つが入っています。

これらのファイルをGIMPのフォルダに移動します。
保存場所は以下の通り。
(初期設定のままGIMPをダウンロードした場合です)

★GIMPのバージョンが2.10の場合★

■smart-remove.scm
”C:¥ユーザー¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥GIMP¥2.10¥scripts”
にコピーすればOK

■resynthesizer.exe
”C:¥ユーザー¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥GIMP¥2.10¥plug-ins”
にコピーすればOK

★GIMPのバージョンが2.6、2.8の場合★

■smart-remove.scm
”C:\Users\ユーザー名\.gimp-2.8\scripts”
にコピーすればOK

■resynthesizer.exe
”C:\Users\ユーザー名\.gimp-2.8\plug-ins”
にコピーすればOK

※ユーザー名はお使いの環境に合わせてください。

3.GIMPにスマート消去を反映

GIMPを再起動するか、
GIMPの「フィルター」→「Script-Fu」→「スクリプトを再読み込み」を選択します。

これでプラグインの導入は完了です。
スマート消去を使えるようになります。

gimp2.10でのスマート消去の使い方【実践編】

スマート消去がちゃんと導入できていれば、
「フィルター」→「強調(enhance)」の中に「スマート消去」が追加されています。

ではさっそく使ってみましょう。
先ほどの子どもと飛行機の例です。

1.消したい箇所を選択

始めに後ろ右側のリュックを背負った人物を削除します。

消したい部分(今回は矢印の人物)を選択ツールで選択します。

選択ツールは矩形選択、楕円選択、自由選択のどれを使ってもOKです。
(赤丸で囲ったアイコンで選択できます。)

2.保管テクスチャを取得する半径を設定

消したい箇所を選択した状態で、
「フィルター」→「強調(enhance)」→「スマート消去」を選択します。

すると

なダイアログがでてきます。

このダイアログでは、「保管テクスチャを取得する半径」を設定できます。
初期値は50です。

今回は初期値のままで行います。
OKを押せば処理が始まります。
画像が大きいほど処理時間は長くなります。気長に待ちましょう。

数値については、違和感のない処理結果を得るまで何度か数値を変えて試してみましょう。
「保管テクスチャを取得する半径」については本記事下で解説します。

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右側の人物を削除した結果

背後の右側にいたリュックを背負った人物が違和感なく消えています。

左側の人物を消した結果

同様に左側の二人の人物も削除した結果がこちら。

うまいこと、子供と飛行機だけになりました。

スマート消去の条件をいろいろ試してみました。

先ほど省略した「保管テクスチャを取得する半径」とは??の解説も兼ねて、
いろいろな条件でスマート消去を使ってみました。

スマート消去の仕組み

スマート消去は、

1.選択範囲を削除
2.その周辺の画素から消した領域と似たものを探し出す
3.削除した領域を補完

する仕組みで動いています。

「保管テクスチャを取得する半径」の数値が大きいほど、より離れた画素まで似た領域を探してくれます。
逆に数値が小さいほど近い領域が補完の候補となります。

半径を初期値の50にして子供を消した場合

違和感なく消すことができました。

半径を100にして子供を消した場合

100画素上(画像だと飛行機の屋根程度)まで探したため、
補完の際に飛行機の模様や赤いコーンが入り込んでしまっています。

半径を10にして子供を消した場合

10画素以内しか見ていないため、道路の柄が色濃く反映されてしまいました。

このように数値を変えることで処理結果が異なります。
今回の子どもの場合は初期値の50でうまくいきましたが、
画像のサイズや消したい領域の大きさなどで適宜数値を変える必要があります。

また、背景が複雑な場合や、消したい領域が画像内に占める割合が大きい場合は色の選択を誤りやすく、きれいに削除できないことがあります。

この写真で試してみます。

キーボード上の右手を消した場合

背景のキーボードが複雑な形状のため、違和感がでています。

左下のタブレットを消した場合

消したい領域が画像内に占める割合が大きいため、違和感があります。

机の木の節を消した場合


木の節の面積は小さいので、机の木の節が違和感なくきれいに消えています。
小さいものを消すときはきれいに削除できることが分かります。

まとめ

いかがでしょうか。
ギンプVer2.10のときのスマート消去の保存場所がネットに載っていなかったようなので記事にしました。

写真に不要なものが映り込んでいた場合は、スマート消去を使えばうまく消えるかもしれませんよ。

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