7月7日は七夕ですね。
さーさーのーはーさーらさらー♪
という歌い出しのあの歌、
おそらく日本人なら全員が歌えるのではないでしょうか。
しかし歌詞についてよくよく考えると、
今の生活には馴染みのない単語の意味がわからなかったり、
そもそも1番の歌詞しか知らなかったりしませんか。
七夕の歌詞にどんな意味が込められているのか考えてみました。
七夕の歌の意味を考察してみた
この歌、タイトルは「たなばたさま」です。
昭和16年(1941年)3月文部省発行の『うたのほん 下』に掲載されました。
作詞:権藤はなよ、林 柳波
作曲:下総 皖一
(1番)
ささのは さらさら
のきばに ゆれる
おほしさま きらきら
きんぎん すなご
(2番)
ごしきの たんざく
わたしが かいた
おほしさま きらきら
そらから みてる
です。
歌詞の意味を見ていきましょう。
たなばたさまの歌詞を漢字で書くと、
笹の葉 さらさら
軒端に 揺れる
お星さま きらきら
金銀 砂子
(2番)
五色の 短冊
私が 書いた
お星さま きらきら
空から 見てる
となります。
普段使わない単語は、
軒端、砂子、五色、でしょうか。
それぞれの意味を調べました。
のきば(軒端)
漢字のとおり、軒(のき)の端(はし)のことです。
軒とは、屋根の端の、建物の外部に張り出た部分です。
庭にいても軒が屋根の代わりになります。
だから雨が降っていても軒の下にいれば濡れません。そのあたりです。
すなご(砂子/砂粉)
金箔、銀箔を細かく粉状にしたものです。
蒔絵や襖(ふすま)などに吹きつけて装飾用に使います。
漆の黒と金銀のコントラストが美しいですよね。
ごしき(五色)
「青、赤、黄、白、黒(紫)」の5色のことを指します。
中国の五行思想に沿った考えです。
中二病になると使用率が高まる単語ですよね。「五行思想」。
中国では黒ですが、日本では紫で定着しています。
歌詞では、「黄色の」短冊~♪
とかせずに、なぜあえて「五色」の短冊と言っているのでしょうか。
以下でもう少し詳しく見ています。
たなばたさまの歌詞の意味
以上を踏まえて、「たなばたさま」の歌の意味を考えてみました。
主観満載ですのであしからず。
「笹の葉さらさら 軒端に揺れる」
縁側の軒下に飾った笹の葉が、夏夜のそよ風でサラサラーと揺れてます。
「お星様きらきら 金銀砂子」
空には、天の川やその他たくさんのお星様が、金や銀の細かい砂を撒いたようにキラキラと光っています。
(二番)
「五色の短冊 私が書いた」
笹には青、赤、黄、白、紫の5色の短冊が飾られていて、私が願い事を込めて短冊に書きました。
「お星様きらきら 空から見てる」
私のお願いが書かれた短冊を、お星様が空からキラキラ輝いて見ているよ。
といった意味になるかと思います。
歌詞の意味を書いていて思ったのですが、
2番の歌詞の「五色の短冊 私が書いた」は
五色の短冊とは、青、赤、黄、白、紫の5色の短冊のことですので、
5色(5枚)の短冊すべてを私が書いたという意味にとれますよね。
つまり5枚以上、5種類以上のたくさんの願い事を書いたんですね。
幼稚園児くらいの子が、願い事を1つに決めきれなくて迷ったから全部書いた
というシーンを現わしているとしたら、なんだか微笑ましいですね。
大人になるにつれ、願い事を5つぱっと出てこなくなってきますよね。
試してみてください。
・給料があがってほしい
・休みがほしい
・上司の指示がわかりやすくなってほしい
…
なんか薄汚れた願い事しか浮かんできませんわ(笑)
子供の素朴だけどキラキラした願い事が懐かしいです。
七夕の歌の五色の短冊の意味は?
五色は、「青、赤、黄、白、黒(紫)」のことでした。
その他にもいろんな色がある中で、なぜあえて五色と表現したのでしょうか。
その理由は七夕の由来を調べることでわかりました。
七夕は、中国の「乞巧奠」という行事が由来と言われています。
七夕の主役である織姫は機織りが上手なので、女性が裁縫の上達を祈願する行事です。
このとき、裁縫が上達するように、五行思想に由来する5色の糸を針に通したものを飾る風習があったそうです。
中国の乞巧奠は、奈良時代頃に日本に伝わりました。
その時代の宮中では和歌を詠むことが流行っていたので、乞巧奠を宮中で行っていくうちに、祈願に使っていた五色の糸が、五色の短冊に変化していきました。
そのため、七夕で願いを込める短冊には五色の短冊を用いることとなったのです。
ちなみに、五行思想では、青、赤、黄、白、黒の意味を下記のように考えます。
青(木)
木のようにすくすくと成長・発育する様子を表しています。
赤(火)
火のような灼熱の性質を表しています。
黄(土)
大地のように万物を育成・保護する性質を表しています。
白(金)
金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表しています。
黒(水)
水を命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表しています
各色によって、それぞれがもつ意味が異なるのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
七夕の季節になると必ずといっていいほど流れている「たなばたさま」。
歌詞の意味を想像すると、微笑ましい光景が浮かんできますよね。
また、五色の短冊に願い事を書くときは、願い事に合わせた意味をもつ色を選んでみてはいかがでしょうか。
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