エクセル

エクセルのスクロールバーが短くなったときに元に戻す方法

エクセル スクロールバー

Excelを使っていると、セルにデータはないはずなのに、縦スクロールがとても長くなることがあります。

少しだけスクロールしたいのに、バーが短いので必要以上にグワッと動いてしまうことありませんか。

スクロールバーの長さをもとに戻す方法をご紹介です。

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エクセルのスクロールバーが短いとは?

問題となる状況を共有します。
同じ状況の方はもとに戻す方法に進んでください。
違う方はこの記事のやり方で解決できないかもしれません。

正常時のスクロールバー

普段のエクセルのスクロールバーです。
エクセル スクロールバー

表や入力セルの位置に適したスクロールバーの長さになっています。

スクロールバーが短いとき

画面に現れないセルにデータを入力すると、スクロールバーの長さが自動調整されます。

例えば、画面外となる下の方の列のセル(J75)にデータを入れました。
エクセル スクロールバー

するとスクロールバーが自動調整されて、スクロールバーの長さが短くなっています。

その後、J75セルに入れたデータをdeleteキーで削除しても、スクロールバーの長さはもとに戻りません
エクセル スクロールバー

スクロールバーが短くなる理由

スクロールバーが短くなる理由は、
「J75セルにあったデータを消した」
というデータをエクセルが保持し続けているためのようです。
(元に戻すボタンに対応するにはこの情報が必要になります)

このため、一見セルにデータが入ってないように見えますが、エクセルとしてはデータ(データがあったけど消したというデータ)がJ75セルに存在しています。
従って、スクロールバーの長さは自動調整され続けて短いままになります。

今回は画面下の方のセルで行いましたが、
AA5セルなどの右の方のセルでやっても同様です。
横スクロールバーの長さが自動調整されます。

スクロールバーの長さを戻す方法

エクセルにはスクロールバーの長さを初期状態に戻すボタンはありません。

エクセルがけなげにも想い続けている、
「データがあったけど消した」
というデータ自体を削除すれば解決する
ことになります。
少し罪悪感?

元に戻す方法は簡単で、二通りあります。
お好きな方をお試しください。

方法その1

1.ジャンプ機能で最終セルの位置を確認

まずはエクセルが認識し続けている、
「データがあったけど消した」セルの位置を調べます。

調べるには、「ジャンプ機能」を使用します。

①[ホーム] タブの [編集] ー [検索と選択](双眼鏡のマーク) をクリック
②[条件を選択してジャンプ] をクリック
③[最後のセル] を選択ー [OK] をクリック

双眼鏡のマークはこんな感じ。
[条件を選択してジャンプ]を選び、
エクセル スクロールバー

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[最後のセル]を選ぶと、
エクセル スクロールバー

カーソルが何もデータが書かれていないセルに移動すると思います。
エクセル スクロールバー
そのセルがお騒がせしている「データがあったけど消した」セルです。

2.最終セルを削除

今回の例の最終セルは、J75セルになります。

①J列を選択ー右クリックー「削除」
②75行目を選択ー右クリックー「削除」

をすることでJ75セルにあった、「データがあったけど消した」セル情報が削除されます。

3.ファイル保存

J75セルを削除しただけでは、スクロールバーの自動調整機能は働いたままです。

更新するために、ファイルを上書き保存します。
このとき、A1セルなど使用しているセルを選択しておきます。

①A1セル選択
②上書き保存

これでスクロールバーの修正完了。

方法その1の問題点

方法その1は、状況によっては使えない場合があります。

上記の例の場合、J75セルを削除するために、J列全体を削除しました。

そのため、例えば同じJ列のJ3セルなどに必要なデータが入力されていた場合、J3セルも一緒に消えてしまいます。
これは困ります。

そんなときは方法その2をお試しください。

方法その2

「データがあったけど消した」セルを削除する点は方法その1と一緒です。

1.不要な行を全選択

方法その1ではジャンプ機能で最終セルを探し、最終セルを狙って削除しました。
方法その2ではそんなことをせず、不要な行をすべて削除していきます。

①必要な行の一つ下の行番号を選択
②①で選択した状態で「Ctrl + Shift + ↓」を押す

この例では表より下(7行目以降)が不要な行になります。
そこで7行目を選択し、
エクセル スクロールバー

「Ctrl + Shift + ↓」を押して7行目以降を全選択します。
エクセル スクロールバー

2.選択した不要な行を削除

不要な行を全選択した状態で、

①右クリックー「削除」

エクセル スクロールバー
これでJ75セルにあった「データがあったけど消した」セルを含む全ての行が削除されました。

3.ファイル保存

まだスクロールバーの自動調整機能は働いたままです。
方法その1と同様に上書き保存します。
このとき、A1セルなど使用しているセルを選択しておきます。

①A1セル選択
②上書き保存

これで修正完了。

まとめ

エクセルのスクロールバーが短くなって、スクロールが長くなるときの対処法を2種類ご紹介しました。
方法その2の不要な行をエイヤで消す方が楽なのでおススメです。

スクロールバーの自動調整機能はあると便利ですけど、予想外な動きをされると困りますよね。
初期状態に戻す機能を実装してほしいものです。

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