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蚊に刺されても痛みがないのはなんで?針の構造と仕組み

投稿日:2018年6月20日 更新日:


「蚊」と「注射」が嫌いなものベスト3くらいに入る気がしているイチです(変動有)。
あと一個はなんだろう…

なぜ蚊に刺されても痛くはないのに、かゆくはなるのでしょうか。
理由が分かれば対処法も浮かぶというもの。
そこで、血を吸うために進化した蚊の針の仕組みをご紹介します。
ある意味生命の神秘ですよね。
しかしせっかくなら、痒くならない方向に進化してもらいたいものです。

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蚊に刺されても痛みがないのはなんで?

蚊に「刺される」というからには、蚊は刺すものを持っているということです。
注射針ですか。いいえ、あごなんです。
あごが長い注射針になっています。ロングロングあごー

注射針だったら刺されたときに痛くて気づきそうですが、実際気づかないですよね。
かゆくなって初めて、
「あー…刺されたー…(泣)」
ってなります。
なぜ気づかないのでしょうか。
それは注射針に秘密があります。

蚊の針の構造は血を吸うのに最適化されている!

蚊の針は7つのパーツからできていて、それぞれをうまく使いわけることで血を吸っています。
7つのパーツには、咽頭(いんとう)、上唇(じょうしん)、下唇(かしん)、大顎(おおあご)×2、小顎(こあご)×2という名前がついています。

中でも、血を吸うストローである上唇(じょうしん)と、ストローの両側についているノコギリ状の針である小顎(こあご)をうまく使っているため、刺されたことに気づかないんです。

蚊の針の構造はこんな感じになっています。上唇と小顎の構造を描きました。

真ん中の針(ストロー)が上唇で、ストローの両側についているギザギザのノコギリが小顎です。

皮膚に止まった蚊は、
まずストローの両側についているノコギリのうち、片方を皮膚に突き刺します。

ノコギリのギザギザの先端の太さはおよそ0.015mmととても細いので、人に気づかれずに皮膚に刺さります。
ちなみに、髪の毛の太さはおよそ0.08mmです。小顎は髪の毛よりはるかに細いです。

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で、両方のノコギリを交互に突き刺していくことで徐々に皮膚に穴を空けていきます。
ノコギリは先端よりも根本側のほうが太くなっているので、深く刺さっていくにつれて痛くなって人に気づかれる恐れがあります。

そのため、咽頭(これも針状)を刺して唾液を分泌します。
唾液には麻酔成分と、血液が固まらない成分が入っています。
麻酔により痛みに気づかなくなるんですね。

穴がある程度大きくなったらストロー(太さは0.03mm)を突き刺します。

これを繰り返すことで血管までストローを貫通し、血を吸います。

まとめると、
・まず針の細い部分を使って刺し、針を徐々に太くしていく
・唾液による麻酔効果
のおかげで、針で刺されているのに痛くないのです。

蚊に刺されるとかゆい理由

刺されるとかゆい理由は、
唾液にヒスタミンという成分が含まれているためです。
このヒスタミンが身体に入ったときにアレルギー反応を起こすため、かゆく感じるのです。

かゆみを取り除くには、
・体からヒスタミンをなくす
・ヒスタミンが広がるのを防ぐ

をすればよいことになります。

かゆみを取り除く方法は蚊に刺されてかゆいときの対策は?かゆみを抑える方法はこれ!にまとめていますのでご覧ください。

ちなみに、
ムヒなどのかゆみ止め薬には、抗ヒスタミン物質が入っています。
ムヒの箱にジフェンヒドラミン塩酸塩と書いていました。
これが抗ヒスタミン物質です。

蚊の針は注射針にも応用されています

針で刺しているのに痛くない。
といった特徴をもつ蚊の針の構造は、注射針に応用されています。

刺しても痛くない注射針!
世界中の人々が待ち望んだ技術です。
注射は痛いものだという概念を打ち砕いてくれます。
そんな技術がすでに現実になっています。

自然界の卓越した進化を人工的に再現する技術をバイオミメティクス(生体模倣)といいます。
早く普及してほしいですね!

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