夏です。溶ける暑さです。
そんな暑い環境下では夏バテになりやすくなります。
毎年夏は夏バテでだるくなるのですが、夏バテはなぜ起こるのでしょうか。
夏バテの原因と、夏バテになったときに出やすい症状についてご紹介します。
夏バテの原因は汗?
夏は暑いですよね。
炎天下など身体の周りが暑い状態のときは体温も上昇します。
このときに体を冷ます手段がないと、体温が上がりきってしまい、運動能力の著しい低下や、知能面でも障害が残る可能性があります。
このような症状を避けるには夏が来るたびに常に冷房環境下にいないといけない、というリスキーな季節になってしまいますね。
実際はそんなリスクは低く、人の体には体温の上昇による危険を避けるための機能が備わっています。
それが汗です。
人の体は暑くなると、それ以上体温が上がらないように汗をかいて体温調整しています。
そんな素敵な機能を標準装備していますが、汗による冷却は万能ではありません。
真夏の炎天下のように気温が暑すぎると、体温を下げるために汗をかきすぎてしまいます。
出ていく汗には水分以外にも塩分やカリウム、ビタミンB1なども含まれており、汗をかくことでこれらの要素も体外に排出されてしまいます。
水分や塩分、カリウム、ビタミンB1などの必須要素の補給が追い付かないと、排出されていく方が多くなるため体に異常をきたします。
それが脱水症状や熱中症と呼ばれる症状です。
つまり、夏バテになる原因は、脱水症状や熱中症なんです。
夏バテが原因で出る症状は?
夏バテになる原因は、脱水症状や熱中症でした。
脱水症状や熱中症の結果起こる症状が、夏バテのときに現れる症状といえます。
そこで脱水症状や熱中症についてさらに詳しく見ていきます。
脱水症状で起こる症状は?
脱水症状は、体内の水分不足が原因で起こる症状です。
身体の体重の約60%は血液や細胞などの水分でできています。
たとえば体重50kgの人だと、そのうちの30kgは水分ということです。
体内の水分は、
酸素や栄養分を身体中に運んだり、
汗をかいて体温を一定に保つ
といった役割があります。
そのため、体内の水分量が汗のかきすぎ等で減ってしまうと、身体にいろいろな問題が発生します。
身体の水分が2%(体重50kgの人だと約1kgの水分)減ると喉の渇きを感じ、
3%減ると強い喉の渇きや食欲不振が起こります。
体内の水分は、酸素や栄養分を身体中に運ぶ役割もあるため、その水分がなくなるということは体中に酸素がや栄養分が行き渡らなくなります。
その結果、頭痛や気持ち悪さを感じたり、手足の筋肉の軽いしびれが出たり、運動能力が低下してきます。
そして4%減るとダルさや疲労、頭痛等といった脱水症状の状態になります。
体重50kgの人だと、体から2kgの水分がなくなったあたりから脱水状態(4%)になる計算です。
ちなみに、8~10%失うと酸素不足等が深刻になる結果けいれんが起こりだし、最悪の場合死んでしまいます。
熱中症とはどんな状態?
脱水症状になると、食欲不振や疲労、頭痛、けいれんといった様々な症状が出てしまいます。
これらの症状の総称を熱中症と呼んでいます。
脱水症状は水分不足が原因で起こることは上でお話したとおりです。
そのため、たとえ暑いと感じていなくても、汗をかいて体から水分がなくなる状況だと熱中症となってしまいます。
たとえば、
日陰にいたり、
風があっても微風だったり、
家の中にいたり…
など、体感温度的にはそこまで暑くはなくても、体が暑いと感じていると自動的に汗をかきます。
そのため油断していると真夏のジリジリ直射日光に当たっていなくても熱中症になる可能性はありますので、気をつけましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
まとめると、夏バテの原因は汗を大量にかくことにより体の水分がなくなった結果、脱水症状や熱中症になってしまうことでした。
そして、発症する症状は、身体から失われた水分量に応じて変わります。
軽い症状では、頭痛や気持ち悪さを感じたり、手足の筋肉の軽いしびれが出たり、運動能力が低下してきます。
そして、最悪の場合は死に至る可能性もあります。
夏バテをなめてかかると恐ろしいことになりますので、しっかりと対策をしましょう。
なお、夏バテ対策にはおいしいものを食べるのも有効です。
夏バテ対策に効果的な食べ物は?
の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
暑い夏を乗り切りましょう!
最近パソコンやスマホを使い続けると目がしょぼしょぼしやすい…
集中してパソコンしていると目が疲れやすくなった…
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