どうやって作るの?
鯛の塩釜焼きは、鯛一匹を丸ごと塩で包んで焼き上げた料理です。
食べる時は木づちで塩を叩いて割るという、鏡開きを彷彿とする縁起の良いもの。
誕生日やお正月、還暦、喜寿などの長寿のお祝いなどにふさわしいですね。
自宅でできるオーブンを使った作り方をご紹介します。
調理時間はおよそ1時間~1時間半程度。
鯛の塩釜焼きの食べ方
鯛の塩釜焼きの由来
鯛の塩釜焼きの材料
鯛…………1尾
塩…………1kg~1.5㎏
卵白………2個
レモン……輪切り数枚
ハーブ……適量
昆布………適量
くず野菜…適量
卵黄………適量
ダイナミック!
鯛の塩釜焼きの作り方
1.鯛を下処理(内臓を取り、詰め物をする)
2.卵白と塩を混ぜる
3.鯛を塩で包む
4.卵黄で絵を描く
5.180℃オーブンで50分程度焼く
以下で詳細を説明していきます。
1.鯛を下処理
内臓を取り除く
鯛は内臓を取り除きます。
お店で鯛を購入する際に内臓を取ってもらうと楽です。
このとき、うろこは取っても取らなくても構いません。
食べる時に塩の固まりを取り除きますが、その時に鱗も皮ごとはがれてくれます。
お腹をよく洗う
お腹の中をよく洗います。
焼き上がりの生臭さの原因は、この洗う工程をざっとするから。
綺麗に洗うことで生臭さがなくなります。
お腹の中をよく洗う
お腹に詰め物をする
お腹をよく洗った後、お腹に香草などの臭み取りとなるものを詰め込みます。
香草としてはハーブやレモン、昆布などがおすすめ。
ない場合はレタスなどの葉物野菜の芯などでも大丈夫です。
2.卵白と塩を混ぜる
卵白と塩をよく混ぜ合わせます。
メレンゲを作る
卵白は事前にメレンゲにしておくと、使う塩の量を減らすことができます。
メレンゲは、ボウルに卵白を入れ角が立つまでハンドミキサーで泡立てればOKです。
塩と混ぜる
メレンゲ(もしくは卵白)に塩を入れよく混ぜ合わせます。
手で握った時に指の間からムギュッと出てくる程度まで混ぜれば完了です。
3.鯛を塩で包む
いよいよ鯛を塩で包んでいきます。
下地を作る
天板にクッキングシートを敷きます。
クッキングシートの上に塩で鯛の形の下地を作ります。
鯛よりも一回り大きく作っておくと後工程できれいに包むことができます。
鯛を包む
オーブンを180℃に予熱開始します。
下地の上に鯛を乗せ、残りの塩で包んでいきます。
塩の厚さは1cm程度で十分です。
焼き割れしたり取れないように、鯛に塩をしっかりと密着させます。
4.卵黄で絵を描く
おめで鯛!にふさわしくなるように、塩釜の上に「祝」や「鯛の絵」などを描いていきます。
絵具の代わり:溶いた卵黄
筆の代わり:菜箸やスプーン
卵黄のとろみをうまく使って描いていきます。
描きにくい場合は卵黄に少し水を足して薄めます。
5.180℃オーブンで50分程度焼く
180℃に予熱したオーブンで50分焼きます。
これで完成です。
鯛の塩釜焼きの食べ方
塩釜を割って食べる
鯛の塩釜は鏡開きの酒樽のように、塩釜を木づちを使って割って食べます。
主賓に割ってもらいましょう。
うろこごと塩釜をはがす
下処理の際にうろこを剥がさなくても大丈夫。
3.鯛を塩で包むの工程で塩を鯛と密着させていれば、塩釜を剥がすときに皮やうろこごとキレイに剥がれてくれます。
注意!すぐに食べないとしょっぱい鯛に!
焼き上がり後はすぐに塩釜を割って食べましょう。
時間が経つほど塩が中の鯛に吸収されてしまい、しょっぱくなります。
鯛の塩釜焼きがお祝いに使われ始めた理由
最後に食卓のネタになりそうな小話をひとつ。
鯛の塩釜焼きを初めて作ったのは豊臣秀吉と言われています。
母親のお祝い時に鯛を塩に包んで焼いて届けたそうです。
当時は鯛が高級なのはもちろんのこと、塩も年貢で取り立てられるほど貴重品でした。
その貴重な塩をふんだんに使って高級魚の鯛を焼く…
天下人ならではの料理ですね。
まとめ
おめで鯛!鯛の塩釜焼きの作り方をご紹介しました。
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