ねこさん
クッキー生地をすぐ焼きたいのに、一度寝かせるのはなぜ?
クッキー生地を長時間寝かせてもよい?
という疑問を解決できます。
よくレシピに、クッキー生地を捏ねた後「生地を冷蔵庫で1時間以上休ませましょう」など書かれていますよね。
というときもあります。
しかし絶対休ませた方がおいしくなりますよ!
本記事の概要
- クッキー生地を休ませる理由
- 寝かせる時間は?
- 逆に長時間休ませてもよい?
クッキー生地を寝かせる理由と時間
- クッキー生地を休ませる理由
→サクサクにするため! - 寝かせる時間は?
→冷蔵庫で30分~1時間! - 逆に長時間休ませてもよい?
→OK! 長期間なら冷凍を!
以下で詳細を解説していきます。
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クッキー生地を寝かせる理由
始めにクッキー生地を冷蔵庫で寝かせる理由を解説していきます。
理由は4つあります。
寝かせる理由
- 理由①:バターを溶かさない
- 理由②:型抜きしやすくする
- 理由③:グルテンの力を弱める
- 理由④:生地の焼き上がりをきれいにする
①から順に詳細を解説していきます。
理由①:バターを溶かさない
サクサクのクッキーはバターが命!
バターを混ぜる工程で上手く空気を含ませることでサクサクになります。
一方で、生地が温まってしまうとバターが溶けてしまい、せっかく巻き込んだ空気が逃げてしまいます。
そうならないためにも、生地をこまめに冷やすことでバターが溶けるのを防ぐことができます。
理由②:型抜きしやすくする
特に型抜きクッキーのときは、生地を寝かせることで型抜きがしやすくなります。
型抜きをたくさんやっていると、やがて室温で生地がダレてきます。
そうなると型抜きをしたときに型に生地がひっついてしまい、きれいに形よく型抜きすることが難しくなってしまいます。
と思ったらすぐに冷蔵庫か冷凍庫で冷やしなおしましょう。
理由③:グルテンの力を弱める
クッキー生地を寝かせることでグルテンを落ち着かせるといった理由もあります。
グルテンを簡単にいうと、ねばり成分。
薄力粉に水を加えてから力を加える(混ぜる)とグルテンというタンパク質が出てきます。
クッキー生地の場合、材料を混ぜる工程で必ずグルテンは発生します。
混ぜすぎる=グルテンの量が多いほど生地がねばついて固いクッキーになってしまいます。
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グルテンの温度が低いと粘り成分が弱くなるという性質があります。
ねこさん
つまり、クッキー生地を寝かせることでグルテンが弱まり、サクサクのクッキーになります!
理由④:生地の焼き上がりをきれいにする
寝かせることで生地中の水分を均一に行き渡らせることができます。
クッキー生地の材料バター、砂糖、卵、小麦粉のうち、水分は卵だけ。
牛乳も入れないため、元々水分量が圧倒的に少ないんです。
生地を寝かせずに焼き始めると生地内の水分量のムラが目立ってしまい、食べたときのサクサク感や表面の凹凸が均一になりません。
また、焼いている間もオーブン内で生地がダレやすくなるので、厚みのない焼き上がりとなってしまいます。
ねこさん
冷やしておくと、生地がダレる前に焼きあがるんだね!
クッキー生地を寝かせる時間
ねこさん
寝かせる理由はわかったけど、どれくらいの時間寝かせればよいの?
冷蔵庫/冷凍庫で寝かせる時間
冷蔵庫の場合……30分~
冷凍庫の場合……15分~
を目安にしましょう。
時間が長いほど上述した効果を得られ、焼き上がりのきれいなクッキーになります。
できれば冷蔵庫で一晩おいておき、翌日に焼くとサクサク感のあるクッキーになるよ。
短時間しか寝かせる時間が取れない場合は、生地の下にアルミなどの金属製のパッドを敷いておくと熱伝導がよくなり効率的に冷やすことができます。
長期間寝かせても大丈夫
クッキー生地を焼く前の段階でも、冷蔵庫で2,3日はもちます。
それ以上寝かせるとパサパサになったり、冷蔵庫の臭いがついてしまうので、できれば早めに焼いてしまいましょう。
3日よりも長く寝かせたい場合は、冷凍庫で保存するのがおススメです。
生地を一度に多めに作っておき、使わない分は小分けして冷凍しておくと手間が少なくなりますよ。
まとめ
クッキーが固くならない方法をご紹介しました。
私は先日、
ねこさん
サクサクの秘訣を知りたくば市販のサクサククッキーを食べて研究すべし!
と大義名分を胸に、洋菓子店プルミエールのクッキーを楽天でポチったのですが、
かじればサクサク!
大きめのチョコレートがゴロゴロ!
バターの風味ふんわり!
と思いのほかおいしかったのでおススメですよ!
\とってもサクサクなクッキー/
お菓子作りの材料は「TOMIZ(富澤商店)」がおススメ