宮崎県は神話の里です。
日本神話の由来となった土地や神社がたくさんあります。
日本神話を知っていたほうが宮崎観光は楽しさ倍増！
ということで日本神話のうち、宮崎県を有名にした神話、天孫降臨をご紹介！
天孫降臨のあらすじ
天孫降臨のあらすじです。
天孫降臨の内容をさくっと知りたい方はお読みください。
神様たちの住んでいる天界（高天原）は地上よりはるか上にあり、天照大神（あまてらすおおみかみ）が統治しています。
天照大神は人の住んでいる世界である地上界を平和にしようと神様の使者を派遣します。
神様の使者に選ばれたのは天照大神の孫の邇邇芸命（ににぎのみこと）。
邇邇芸命は補佐役の神様たちを従えて宮崎県の高千穂に降り立ちました！
天孫降臨の詳細
天孫降臨を詳しくご紹介していきます。
天孫降臨に行くのは私！いやいや私！
地上よりはるか上にある天界には神様たちが住んでいます。
神様の中でも天照大神（あまてらすおおみかみ）は一番偉い神様。
天岩戸伝説後の天界は、いたずら者のスサノオが追放されたため平和になりました。
しかし地上は依然として人々が争っており、とてもどたばた騒がしいです。
そこで天照大神は、
「天界は平和になったし、次は下界（地上）を平和にしよう！」
と考えます。
自分が地上に出向くと天界を治める人がいなくなります。
そこで長男の天忍穂耳神（あめのおしほみみ）を呼び、
「地上を平和にしてきてくりゃれ」
と言いました。
しかし、天忍穂耳神は、
「や、そんな面倒くさいことやりたくないっす。」
と辞退します。
地上を平和にしようという崇高な思い付きがさっそく頓挫した天照大神。天忍穂耳神に、代わりに地上に行く神様を指名させます。
そこで天忍穂耳神は、自分の子の邇邇芸命（ににぎのみこと）を指名しました。
邇邇芸命は天照大神の孫にあたります。
そんなわけで、地上を争いのない平和な世界にするために邇邇芸命が地上に赴くことになりました。
かわいい子には旅をさせろというわけですね。
孫のひとり旅が心配な天照大神
邇邇芸命が任命されたものの、天照大神はかわいい孫の一人旅がとっても心配。
そこでお供の神様をつけることにしました。
天鈿女神、天手力男神、天石門別神、天目一箇神…等々そうそうたる面々を孫の邇邇芸命の補佐役に任命します。
それでもまだまだ不安な天照大神。
自分が持っている神器の中から、最強の神器である天叢雲剣（あめのむらくものつるぎ）、八咫鏡（やたのかがみ）、八坂瓊勾玉（やさかにのまがたま）の３種の神器を邇邇芸命に渡します。
これだけ備えとけば安心だろうと、天照大神はようやく邇邇芸命ご一行を地上に送り出しました。
邇邇芸命ご一行は天磐船（あめのいわふね）に乗って宮崎県の高千穂の峰を目指して旅立ちます。
道中は猿田彦神という神様に案内してもらったりなど紆余曲折ありましたが、邇邇芸命ご一行は無事高千穂に降臨することができました。
めでたしめでたし。
まとめ
いかがでしたか。
天孫降臨の主人公の邇邇芸命など、天孫降臨に関係のある６柱の神様を総称して「高千穂皇神」といいます。
宮崎県の高千穂神社では天孫降臨で高千穂に降り立った高千穂皇神をお祀りしています。
宮崎観光の前に日本神話を知っておくと、宮崎観光がもっと楽しくなりますね！
【天岩戸伝説】のお話はこちら。
【海幸山幸伝説】のお話はこちら。
【鶴富姫物語】のお話はこちら。
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