蚊の対策といえば、蚊取り線香など殺虫成分を振りまくことがスタンダードです。
しかし赤ちゃんがいる場合は特に、殺虫成分が体に悪そうで蚊取り線香を使ってよいのか悩みますよね。
赤ちゃんがいるご家庭でも蚊取り線香を使用して大丈夫なの?
赤ちゃんがいるご家庭にオススメの蚊対策グッズをご紹介
目次
蚊取り線香の殺虫成分「ピレスロイド」
ピレスロイドは近年の殺虫剤の多くに含まれる殺虫成分です。
日本では蚊取り線香のキンチョーの創業者がアメリカからピレスロイドの元となる除虫菊を仕入れて、蚊取り線香を開発したのが1890年。
以降、100年以上歴代の蚊取り線香に含まれている成分です。
ピレスロイド系殺虫剤は無害?
ピレスロイドは蚊やハエなどの虫や爬虫類などの神経系を麻痺させる作用があります。
蚊やハエなどにとっては極めて有毒なので、蚊対策の選択肢の筆頭となります。
煙に触れるだけでバッタバッタと倒れていく蚊を見て、
と心配になりますよね。
結論からいうと赤ちゃんにも無害です。
その理由を解説していきます。
※1
アレルギー反応という殺虫成分の是非とは別の観点の危険性は赤ちゃんに限らずあります。
※2
メーカーが定めた用法、用量は守るのは大前提です。
人には効果が低い
ピレスロイドと選択毒性
一般的にピレスロイドは人や鳥類などの恒温動物には選択毒性がなく、無害と言われています。
選択毒性とは
ある生き物にとっては有毒だけど、他の生き物には無毒となる性質
選択毒性について蜂蜜を例に解説します。
例えば蜂蜜は生後1年以内の赤ちゃんにとってはボツリヌス菌が繁殖してしまうため有毒ということは有名ですよね。
しかし年齢を重ねると無毒になります。
このように毒性を持つ相手を選ぶことを選択毒性といいます。
ピレスロイドの効果範囲
ピレスロイドは蚊やハエのような原始的な神経系を持つ虫の神経は麻痺させます。
一方で、複雑な神経系を持つ人の体内に入っても、分解酵素の働きで速やかに代謝、排出される性質を持ちます。
赤ちゃんの神経系は発達途中とはいえ、原始的な蚊の神経系よりは発達しているので大丈夫といえます。
人体からの排出が早い
ピレスロイドが人体に入った場合、神経系に影響を与える前に尿などによって体内からすぐに排出されます。
長期にわたってピレスロイドを吸入しても体内に溜まらずに排出され続けるので人体には無毒と言われています。
含まれる成分は微量
蚊取り線香に含まれるピレスロイドは蚊を殺す程度の分量しか含まれていません。
蚊の体重2~3mgほどにとっては致死量であっても、それより千万倍も体重がある人間の赤ちゃんにとっては作用しないため影響が少ないといえます。
国のお墨付き
ピレスロイド系殺虫剤は、
厚生労働省の薬機法や、
農林水産省の動物用医薬品等取締規則
といった法規則に基づき、国の認可を受けなければ製造販売できません。
承認を受けるには数多くの安全性に関する厳しい検査をパスする必要があります。
ピレトリンを選ぶ選択肢も有り
ピレスロイドは上記の理由により、用法、用量を守れば赤ちゃんにも安心して使うことはできます。
という方はもう少しお付き合いください。
ピレスロイドを使わない蚊取り線香についてご紹介していきます。
ピレトリンは天然の殺虫成分
上でご紹介したピレスロイドは、ピレトリンという天然成分を真似して人工的に合成された化学物質です。
元々ピレトリンは除虫菊(シロバナムシヨケギク)という花に含まれる天然の殺虫成分で、虫に対して効果てきめんということが分かっていました。
しかし、天然成分ピレトリンは、光・酸素・アルカリの存在があると不安定となり、急速に効果がなくなってしまいます。
つまり、外に向かって噴射された瞬間は殺虫剤として極めて有効ですが、光や空気が周囲にあるためすぐに霧散してしまい、効果がなくなってしまいます。
ピレスロイドとピレトリンの違い
虫よけ効果を持続できないのは不便なので、人工的に改良する研究が始まりました。
それが先ほどから紹介しているピレスロイドです。
ピレスロイドは天然成分ピレトリンの殺虫成分は保持しつつ、効果も持続させることができるようになりました。
赤ちゃんに対するピレスロイドの欠点
したがって、ピレスロイドはピレトリンよりも残留時間が長いです。
蚊取り線香を使ったあともしばらくは家具などの物にピレスロイドが付着します。
残留時間が長いほど虫除けになるのでピレスロイドの利点でもあるわけです。
しかし、ピレスロイドが付着した家具やおもちゃを赤ちゃんが舐めたら、無害とはいえ体内に取り込むことになります。
赤ちゃんにオススメの蚊取り線香
赤ちゃんがいる家庭にもオススメなのが、
天然成分ピレトリンを使用した蚊取り線香。
効果はピレスロイドと同程度。
持続時間がピレスロイドよりも短いので、ピレトリンは蚊取り線香の使用をやめるとすぐに霧散します。
ただし、虫除け効果がなくなるのが早いということになるので、
ピレスロイド配合の蚊取り線香よりも蚊はよってきやすくなります。
成分の分解が早い
効果はピレスロイドと同程度
持続時間がピレスロイドよりも短い
プレマ かえる印のかとり線香(30巻)
わが家にも赤ちゃんがいるので、
という嫁の方針に沿ってピレスロイド不使用の蚊取り線香を使っています。
ピレスロイド不使用の蚊取り線香の中でも
と感じたのが、以下の「かえる印のナチュラルかとり線香」。
日本製の蚊取り線香です。
天然由来の殺虫成分である除虫菊から抽出したピレトリンを配合しています。
ピレスロイド系より安心とはいえ、以下の点に注意しましょう。
締め切った部屋で長時間使用しない
換気の良い場所で風上に置いて使用
まとめ
製品に記載された用法用量を守って使用していれば、人工の化学成分であるピレスロイド系含有の蚊取り線香も赤ちゃんに使用できることがわかりました、
それでもピレスロイドは使いたくない!という方は、
天然成分のピレトリン(除虫菊エキス)配合の蚊取り線香をおすすめします。

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