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蚊はどれくらい危険?
という疑問を解決できます。
当ブログでは蚊対策の方法をいくつかご紹介しています。
を調べているときに、ビルゲイツ氏がまとめた危険動物のランキングをたまたま見つけたのでご紹介します。
参考ページ(外部リンク)
危険動物ランキング!(ビルゲイツ氏まとめ)
動物による年間の犠牲者数のランキングの結果は以下の通りです。
(ビルゲイツ氏のブログ2019年版)
彼のブログ「gatesnotes(外部リンク)」やツイッターで公開されていました。
ランキング | 動物 | 年間 |
15位 | サメ | 6 |
14位 | オオカミ | 10 |
13位 | ライオン | 22 |
11位 | ゾウ | 500 |
11位 | カバ | 500 |
10位 | サナダムシ | 1,000 |
9位 | ワニ | 4,500 |
7位 | 線虫 | 10,000 |
7位 | ツェツェバエ | 10,000 |
6位 | サシガメ | 12,000 |
5位 | 淡水カタツムリ | 20,000 |
4位 | 犬 | 35,000 |
3位 | ヘビ | 100,000 |
2位 | 人間 | 440,000 |
1位 | 蚊 | 750,000 |
1位なんだ!!
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以下で詳細を解説していきます。
15位:サメ(6)
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恐ろしい海の生物No1のイメージがあるサメが15位です。
年間犠牲者数は6。
ビルゲイツ氏のブログでは一位の蚊と比較した記事(外部リンク)もありました。
彼のブログによると、
2016年の犠牲者数は、蚊が一日で1470人。
一方サメの場合は1916年~2016年の100年間で殺した数が1035人。
蚊の方が圧倒的に凶悪であることが分かります。
14位:オオカミ(10)
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14位はオオカミ。
過去はオオカミに襲われることも多かったですが、現在は絶滅危惧種に数えられるほど数が減っています。
絶滅の危機に陥ったのは人間の乱獲によるため。
人に対して恐怖心が強く刻まれているため、インドなどの南アジアといった発展途上国以外ではあまり襲われないようです。
13位:ライオン(22)
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獰猛なイメージもある百獣の王ライオンが13位です。
ライオンは集団で狩りをします。
かつては人食いライオンとして恐れられることもありましたが、近年では人を襲うことはあまりないようです。
11位:ゾウ(500)
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おとなしい草食動物のイメージがあるゾウが11位です。
主にインドで多く、500人のうちの半数以上がインドと言われています。
ゾウは陸上動物の中では最大の巨体の持ち主。
突進されたらひとたまりもありません。
11位:カバ(500)
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ビルゲイツランキングによるとカバはゾウと並んでいました。
ゾウ同様におとなしい動物のイメージがありますが、ライオンやオオカミよりも数が多い結果となっています。
カバは縄張り意識の高い動物。
縄張りに入り込むものがいれば人間でも容赦をしません。
体重は1t以上。陸上動物としてはゾウ、サイに次ぐ3番目の重さです。
しかも時速30㎞以上で走ることができるため、
重さ×速さ=強さの世界では最強種となっています。
特にアフリカでは野生動物による死者数の中でも、カバによるものが圧倒的に多いと言われています。
10位:サナダムシ(1,000)
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サナダムシは寄生虫の一種です。
特に、有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)と呼ばれるブタに寄生するサナダムシが多数の犠牲者を出しています。
という話をよく聞くかと思いますが、豚にはサナダムシを始め多数の寄生虫が存在するためです。
有鉤嚢虫が存在する豚肉を食べることで体内に寄生され、嚢虫症(のうちゅうしょう)という感染症にかかります。
有鉤嚢虫は内臓だけでなく脳に寄生することもあり、脳内に液体がたまる脳水腫などを引き起こして死亡する可能性が高まります。
設定がニッチで素敵。
9位:ワニ(4,500)
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ワニは顎の力が強く、大概のものを食いちぎります。
ワニの中でも獰猛なナイルワニは、人の居住区のそばの川に多く生息しているため、川で泳いだり洗濯をする際に襲撃されることが多いようです。
警察庁によると日本の令和元年の交通事故死者数が3,215人とのこと。
日本の交通事故よりもナイルでのワニによる被害の方が多いようです。
ワニは噛む力が強いですが顎を開く力は弱いため、口に抱き着くようにして開かないようにすると助かる可能性が上がるようです。
(下の動画の1:40あたりから)
7位:線虫(10,000)
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線虫(TapeWorms)は寄生虫の一種。
例えば線虫の一種である糞線虫は土に生息していますが、その上をはだしで歩くと皮膚を食い破って体内に侵入します。
その後血流に乗って肺に入り、最終的に小腸に到達し、約2週間かけて成虫になります。
日本でもまれに沖縄などで発症することがあり、症状は発疹、せき、腹痛などが現れます。
7位:ツェツェバエ(10,000)
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ツェツェバエは人の血を吸うハエで、主にアフリカに生息しています。
ツェツェバエに噛まれると病原体が体内に侵入し、アフリカ眠り病という感染症にかかることがあります。
症状は関節痛や頭痛、不眠症などが現れ、最終的に昏睡状態に陥って死に至ります。
6位:サシガメ(12,000)
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サシガメはカメムシの一種。
アサシン・バグ(暗殺虫)という異名もあります。
吸血する際に病原体が人体に感染し、人間を死に至らしめる厄介さを持っています。
5位:淡水カタツムリ(20,000)
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カタツムリがなんと5位にランクインしました。
カタツムリ…というよりもカタツムリに寄生する寄生虫が原因です。
カタツムリは寄生虫を多く宿す生き物。
例えば中国ではカタツムリを食す文化がありますが、寄生虫を宿したカタツムリを食べることで広東住血線虫(カントンじゅうけつせんちゅう)に感染する可能性があります。
人間に感染すると脳や脊髄に浸食し、発熱や激しい嘔吐、顔面まひなどの症状が現れ、死に至らしめることもある恐ろしい寄生虫です。
近年は温暖化の影響でアメリカ全土に広がり、社会問題にまで発展しています。
4位:犬(35,000)
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人の良き隣人となっている犬が危険な動物ランキング4位となっています。
この主な理由は噛まれたからではなく狂犬病。
狂犬病はウイルス性の感染症で、発病すると治療方法がないためほぼ100%死亡する極めて危険な病気です。
症状は攻撃的になる、水を飲むと神経がしびれるため水が飲めなくなるなどがあります。
日本でもかつては狂犬病による死者がでていたため、年2回のワクチン接種が義務付けられました。
その結果、現在では日本で狂犬病による死者は出ていません。
3位:ヘビ(100,000)
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第3位はヘビ。
ヘビは自身の体重より大きな獲物であっても、丸のみしてから体液で溶かして食します。
捕食対象は人間も例外ではありません。
特にアフリカニシキヘビはアフリカでは最大のヘビであり、非常に好戦的な性格ともいわれています。
うかつに近寄って絞め殺される事故も発生しています。
2位:人間(440,000)
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危険動物ランキング第2位は人間でした。
戦争を除いた殺人事件の数値だそうです。
地球上の動物の中で人間が人間を殺す数が多いというのは悲しいですね。
1位:蚊(750,000)
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危険動物ランキング1位は蚊。
蚊がマラリアの感染源になっているためです。
WHO(世界保健機関)によると、世界で年間約2.2億人がマラリアに感染していると言われています。
危険動物ランキングの元ネタとなっているビルゲイツ氏もマラリア撲滅のために尽力しており、2000年から死亡率は42%減少できています。
蚊の中でもマラリアや黄熱病、デング病、チクングニア熱、ジカ熱といった病原菌を運ぶのはヒトスジシマカ属の蚊。
類似の種はやぶ蚊とも呼ばれ、日本でもおなじみの蚊です。
蚊は百害あって一利なし。
絶滅しても問題ないように思うのですが、
一部の国では野鳥の餌となっているため、絶滅させると生態系を壊すことになるそうです。
一方で吸血する蚊は全体の数パーセント程度なため、
子孫を残せないような遺伝子を持ったオスの蚊を自然に開放しメスの蚊と交尾させることで絶滅させる取り組みに成功した
という事例もあります。
まとめ
ビルゲイツ氏がまとめた危険動物ランキングをご紹介しました。
ライオンやオオカミなどの見るからに危険な動物よりも、
カタツムリやサナダムシなどの寄生虫の方が上位にランクインしていることに驚きでした。
1位は蚊。
日本ではマラリアの可能性はかなり低いですが、痒くなるのも避けたいです。
蚊対策を実施して身を守りましょう。
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