ばんえい競馬は北海道帯広市で行われている競馬です。
馬券の買い方やレースの楽しみ方など、迫力満点のばんえい競馬を見に帯広競馬場に行ってきた体験談をご紹介していきます。
ばんえい競馬を見に行った理由
ばんえい競馬をご存じない方も多いのではないでしょうか。
私も競馬に興味はないし、ある漫画を読むまではばんえい競馬について全く知りませんでした。
ばんえい競馬が描かれた漫画は「銀の匙」。
私の愛読書である「鋼の錬金術師」と同じ作者さんが描いている漫画です。
北海道の農業高校に入学した生徒達の物語ですが、「農業高校あるある」がふんだんに入っていてとても面白い。
話の中で、馬術部に入った主人公がばんえい競馬に行くシーンがあり、ここ帯広競馬場について細かく描写されています。
銀の匙を読むと、
ばんえい競馬に行ってみたくなる。
北海道産の食材を無性に食べたくなる。
銀の匙を読んでから、
と思っていたところ、今回念願かなって行くことができました。
ばんえい競馬について
ばんえい競馬とは?
ばんえい競馬は、体重が1トンにもなる馬(ばん馬といいます)が、1トンの重さのそりを引いてレースする、世界広しといえども帯広競馬場でしか行われていない競馬です。
詳しくは、ばんえい競馬と普通の競馬の違いや、ばん馬とサラブレッドの違いを比較した、こちらの記事をご覧ください。
ばんえい競馬場の基本情報
ばんえい競馬は北海道帯広市にある帯広競馬場で見ることができます。
帯広競馬場は帯広駅から車で10分かからないくらいのところにあります。
帯広競馬場の入場時間は13時からです。
同じ敷地内には「とかちむら」や「ふれあい動物園」が併設されています。
どちらも10時から開店しています。
私は帯広空港に10時ころに到着し、空港からレンタカーで帯広競馬場に向かいました。
空港から車でおよそ30~40分ほどで到着です。
帯広競馬場が開く13時前に着いてしまったので暇かなと思っていたのですが、とかちむらやふれあい動物園を覗いたり、ご飯を食べたりしていたら13時まであっというまでした。
ばんえい競馬場までのアクセスや、駐車場の混雑する時間帯、入場料をお得にする方法などは以下の記事にまとめたので参考にしてみてください。
帯広競馬場へいざ入場!
13時になるといよいよ帯広競馬場に入場できるようになります。
さっそく入場しました。
今回はばん馬を見ることを目的に行ったのですが、
入り口にはその日のレース内容が書かれた冊子?が置かれていたり、
中に入ると長い廊下にばんえい競馬で引くソリが飾られていたり、
レースのオッズが書かれた画面が天井から下がっていたりします。
競馬場に来たんだなと改めて感じる品々です。
バックヤードツアーとスタート地点探検ツアー
13時に入場した場合、バックヤードツアーやスタート地点探検ツアーの参加がオススメです。
それぞれのツアーでは、「関係者以外立ち入り禁止」エリアを特別に見学できます。
13時の開門すぐに行かないと受け付けてもらえないことがありますので、入場したら真っ先に受付しましょう。
受付場所は、帯広競馬場建物内の一番奥のつきあたりにあります。
この看板が目印。
ツアーではスタッフさんから競馬場に関する裏話をいろいろ教えてもらえます。
話は興味深いのですが、両者のツアーは一部同じ場所を巡るため、どちらかのツアーに参加するだけでもいいかもしれません。
バックヤードツアーとスタート地点探検ツアーについての詳細はこちらの記事をどうぞ。
(工事中)
馬券を購入してみた!
まずはビギナーコーナーに向かうべし
私のように、
という方もばんえい競馬を楽しむことができます。
帯広競馬場内には初心者の方に馬券の買い方を説明してくれるビギナーコーナーがあります。
競馬場の建物内のおよそ中央付近にあり、スタッフさんが常駐しています。
スタッフさんは気さくな方(+とても馬好き)で、疑問や質問になんでも答えてくれました。
こういうコーナーの存在は初心者にとってとてもありがたいです。
小難しそうなイメージの競馬ですが、参加する際のハードルがとても下がります。
現地で悩むことがあったらひとまずビギナーコーナーに向かいましょう。
レースの予想の仕方
ビギナーコーナーでは具体的にどの馬が一位になるかは流石に教えてくれませんが、馬の何を見て予想すればよいかを教えてもらえました。
■馬の耳がピンとしているか、
■お尻にハリがあるか、
あたりを見ると馬のやる気度が分かるのだとか。
また、レース開始間際になると、
外のパドックと呼ばれる場所でそのレースに出場する馬のお披露目があります。
その時に早そうなばん馬を確認してから馬券を購入する流れがオーソドックスとのことです。
馬を予想してみた
私が賭ける第二レースは、2歳の馬が走るレース。
2歳馬はデビューしたてで予想外の波乱が起こりやすいとのこと。
(第一レースはバックヤードツアーに参加していたため賭けられませんでした)
競馬初心者ながら、教わった通りパドックに行って馬を吟味します。
2歳の馬でも迫力ある大きさです。
などと考えつつ決めました。
結局、私が選んだのは7番と9番。
二頭ともパドックにいる間騎手の言うことをちゃんときいていて、しかも見た目が強そうな馬でした。
10番の馬は他の馬よりも大きく力強そうで目立ってたのですが、騎手の言う事を聞かないため一度パドックから出ていってしまうような暴れ馬(?)。
文字通りダークホースで10番もありうるのかも?
とも思いましたが堅実にいこうと思います。
馬券の種類
帯広競馬場の馬券の買い方は8種類あります。
単勝、複勝、馬単、馬複、枠複、ワイド、三連単、三連複の8つ。
そもそも競馬が初めての場合、
となりますよね。
私も普段何となく耳にする「三連単」以外の買い方があることに衝撃でした。
そんなあなたもご安心あれ。
ビギナーコーナーでは馬券の違いも詳しく教えてもらえます。
また、説明が書かれた看板もあるので安心です。
ビギナーコーナーのスタッフさんのおススメは「複勝」という買い方。
複勝は3位以内に入りそうな馬を予想する買い方です。
当たる確率が他の方法に比べて高いので、当たったときの喜びを体験しやすいのだとか。
こちらの記事ではスタッフさんに聞いた内容をもとに、それぞれの馬券の違いを図を使って具体的に解説しています。
という方はご覧ください。
馬券の値段
帯広競馬場では100円から賭けることができます。
せっかくなので、嫁と500円ずつ持ち、レース後の持ち金の多さで勝負することにしました。
賭けずに500円持っていたほうが勝つかもなんて。
とはいえせっかく競馬場に来たので賭けてみます。
私は、パドックで選んだ7番と9番に賭けました。
7番と9番にワイドで200円
9番に単勝で300円
です。
ワイドとは、選んだ二頭が三着内に入れば当たりとなる買い方です。
7番と9番が二頭とも三着以内に入れば当たりとなります。
単勝とは、一着を当てる買い方。
9番が一着になれば当たりになります。
ビギナーコーナーのスタッフさんおススメの複勝は当たりやすい分、当たっても儲けが少ないです。
どうせならと複勝より倍率の高い賭け方にしました。
マークカードを記入
馬を選んだら、あちこちの机の上に置いてあるマークカードに記入していきます。
マークカードの書き方もビギナーコーナーで教えてもらえます。
馬券の種類や馬の番号を、机の上に置いてある鉛筆で塗っていきます。
テストのマークシートなイメージ。
記入後に機械に入れて読み込むので、丁寧に塗りましょう。
賭け金を支払う
すると賭けた内容が書かれた馬券が機械から出てきます。
馬券にはばん馬の名前が書かれていました。
7番はスーパーブラック
9番はヒメミヤというようです。
二頭とも頑張ってくだされ。
機械から出てきた馬券は換金時に使うので、なくさないように握りしめておきましょう。
第二レースが始まります!
ばんえい競馬のコース
ばん馬が走るコースについて簡単にご紹介。
ばん馬は出場する馬が横に一列に並んで200mの直線コースを走ります。
コースの途中には障害となる坂道が2箇所。
手前の第一障害は高さ1m、
第二障害は高さ1.6mの坂道です。
第二障害の方が高い分、ばん馬が登るのは大変になります。
第二障害後はゴールまで一直線。
ばんえい競馬では、ばん馬が引くソリの後端がゴール位置を通過したタイミングでゴールになります。
一般的な競馬は馬の鼻先がゴール位置を通過したらゴールになるので、この点もばんえい競馬独特の文化です。
普通の競馬とばんえい競馬の違いについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
オススメの観戦位置
ばんえい競馬はコース横の観戦スペースから立ち見で観戦します。
ばん馬の走る速度は人の早歩き程度。
ばん馬と一緒に移動しながら応援できるんです。
そのため、オススメの見学位置は第一障害あたり。
第一障害を勢い良く通過したばん馬と一緒にゴールまで向かいます。
馬と観客の一体感は普通の競馬では味わえない、ばんえい競馬の醍醐味です。
レーススタート!
ゲートが開いて第二レーススタートです。
各馬それぞれ第一障害の坂を勢いよく駆け上がります。
と応援にも熱が入ります。
二頭とも第二障害前でひと呼吸。
第二障害の坂は第一障害の坂より急角度なので、一呼吸して勢いをつけないと登れないそうです。
一呼吸している間に後続のばん馬もどんどん集まります。
とドキドキです。
最初に均衡をやぶったのは9番!
1トン近い馬の全力な姿は迫力もすごいです。
コース上にモクモクと砂ぼこリが立ち込めます。
9番単勝ありえるのでは!!
と期待も高まります!
しかし、9番がなんとか第二障害を通過したそのとき!
なんと10番が力強く追い上げてきました!
騎手の言うことを聞かないダークホースの10番です。
本番にきっちり仕上げる男でした。
最後の直線は9番と10番の一騎打ち!
9番に逃げ切ってほしいところ。
少し遅れて三番手に7番です!
このままいけば9番、7番のワイドは固い!
にやにやが止まりません。
さらに9番一着なら単勝もついてきます!
とジャンプしながら声援あげる私。
心は(欲にまみれた)少年です。
レースの結果
結果…
遠かったのとゴール近くは人が多かったため、どっちが一着だったのか見えませんでした…
レース結果後すぐに電光掲示板に結果がでます。
ドキドキです。
9番一着!
おおー!!単勝も当たったー!!
二着10番、三着7番でした!
電光掲示板の左側の「未」というのは速報の順位結果という意味です。
ゴール後に各馬のドーピング検査を行い、異常がないようでしたら順位が確定になります。
電光掲示板の左側が「確」となっています。
速報と変わらず、
一着9番、二着10番、三着7番
でした。
賭けた単勝もワイドも全当たり!
ビギナーズラックというやつでしょうか。全部的中してしまいました。
払い戻しの仕方
フェスに参加した時のような興奮冷めやまぬ中、払い戻し場に向かいます。
払い戻しの機械の前には当たった人たちが列を作っていました。
今回のレースでは一口当たり、
■単勝が180円
■ワイド7番、9番は230円
払い戻されます。
7番と9番にワイドで200円(2口)、
9番に単勝で300円(3口)
賭けていたので、
180円×3口+230円×2口=1000円
という計算です。
賭け金500円が1000円になりました。
やったぜ。
ちなみに、嫁との勝敗ですが、
嫁は9,10ワイドに100円と、残り400円を3連単に賭けていたそう。
ビギナーコーナーのスタッフおススメの「複勝」を選ばないあたり勝負師です。
(私も複勝を選びませんでしたが…)
結果、嫁もワイドが当たって770円。私の勝ちでした。
まとめ
ばんえい競馬はばん馬との一体感が醍醐味です。
競馬はタバコをくわえたおじ様のイメージでしたが、帯広競馬場は若い女性の方も結構多かった印象。
馬が間近で走るためか、女性も参加しやすい雰囲気がありました。
初心者のためのビギナーコーナーの安心感も大きいです。
最近パソコンやスマホを使い続けると目がしょぼしょぼしやすい…
集中してパソコンしていると目が疲れやすくなった…
というときにの原因の一つにアントシアニン不足が考えられます。
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