宮崎県の高千穂神社では毎晩、夜神楽の舞が開催されています。
夜神楽の舞の起源はなんと、日本神話の天岩戸伝説といわれています。
日本の神話の時代から受け継がれている舞を今でも見ることができるってすごいですよね。
そんな夜神楽の舞を見に、高千穂神社を観光してきました。
夜神楽は天岩戸伝説から続く伝統的な舞!
夜神楽とは?
宮崎県高千穂町は、天孫降臨や天岩戸伝説などの日本神話の舞台といわれています。
また、高千穂の地には「夜神楽」という舞を舞う習慣があります。
天岩戸伝説にて天照大神が天岩戸という洞窟に引きこもった際に、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞うことで天照大神が天岩戸から出てきたという伝説があります。
夜神楽は、その天鈿女命(あめのうずめのみこと)の舞が起源と伝えられており、昭和53(1978)年には国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
本来、夜神楽は11月中旬から翌2月上旬にかけて三十三番まである神楽を夜通し舞い続けて神様に奉納します。
夜通し神楽を舞うことから、「夜神楽」と言われています。
舞を奉納するための場所も毎年異なり、民家や公民館でとり行われるそうです。
三十三番まである演目は、天孫降臨や国造り、天岩戸伝説などの日本神話が表現されています。
高千穂神社の夜神楽
そんな由緒ある夜神楽を、高千穂神社で見ることができます。
高千穂神社のご紹介はこちら。
高千穂神社の神楽殿にて、観光客向けに毎晩20時より1時間実演してくれているのです。
しかも観光客向けとはいえ、実際の舞手を神社境内の神楽殿にお呼びしているので、本物の舞に触れることができます。
さすがに三十三番すべてを舞うのは時間の都合上大変(朝まで夜通しになってしまいます…)。
そのため、三十三番ある神楽の中から代表的な4番「手力雄の舞」「鈿女(うずめ)の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」を体感することができます。
そのうち、「手力雄の舞」「鈿女(うずめ)の舞」「戸取の舞」の3番はいずれも天岩戸伝説を表現した舞となっています。
夜神楽を見る前に天岩戸伝説を知っておくとより楽しめますよ。
高千穂神楽の4つの舞
手力雄(たぢからお)の舞
「手力雄(たぢからお)の舞」は、天照大神を見つけ出すことを表現した舞です。
天岩戸伝説では、天照大神が天岩戸に引きこもってしまいます。
隠れた天照大神を探し出すために、手力雄命が鈴と御幣を使って、周囲の音を聞いたり、どこにいるかを考えたりする場面です。
鈿女(うずめ)の舞
「鈿女(うずめ)の舞」は、天照大神を天岩戸より誘い出すための舞です。
先の手力雄の舞で、手力雄命が天照大神が天岩戸の中にいることがわかりました。
そこで、踊りが上手な天鈿女命(あまのうずめのみこと)が、天岩戸の前で楽しそうに踊ることで天照大神を天岩戸から誘い出そうとします。
戸取(ととり)の舞
「戸取(ととり)の舞」は、天岩戸から出てきた天照大神がまた戻らないように天岩戸を取り外しているところです。
一番初めの手力雄の舞に出てきた手力雄命は、とても力持ち。
顔を真っ赤にし、黒髪をふり乱して渾身の力を込めて天岩戸を取り外します。
演者の上腕二頭筋がすごいです。
御神体(ごしんたい)の舞
「御神体(ごしんたい)の舞」は、日本神話のアダムとイブである、イザナギノミコトとイザナミノミコトの戯れを表現しています。
天岩戸伝説から話が変わって、イザナギノミコトとイザナミノミコトが出てきます。
イザナギノミコトとイザナミノミコトは日本で最初の神様で、夫婦です。
夫婦で仲良くお酒を飲みつつ、抱擁し合うことで、夫婦円満、子孫繁栄、五穀豊穣を祈願する舞です。
特に、「戸取の舞」は手力雄命の迫力ある舞が圧巻です。
天岩戸が取り払われたときは鳥肌物でした。
4つ目の「御神体の舞」は雰囲気変わって演者と観客一体型の舞なので、肩の力を抜いて楽しんで見ることができます。
ネタばれになるので詳細は省略しますが、思春期のお子さんと一緒に見る場合はちょっと気まずくなるかも(笑
夜神楽をみるときの注意点
夜神楽を見る際の注意点が3つあります。
座布団、椅子の貸し出しはありません
高千穂神社の神楽殿は畳の間です。
着座して見ることになりますが、座布団や椅子の貸出はされていないです。
持ち込みは自由なので、必要な方は事前に準備しておきましょう。
足が悪くて正座が厳しい場合は特に大事です。
早めに席取りしないと混雑します
全席自由席で、早く来た人から順に場所取りをできます。
メールや電話での事前予約はできないので、早めに行きましょう。
開始1時間前の19時から神楽殿に入ることができます。
私が行ったときは、開始30分前には観光客が集まり、混雑してきました。
観光バス数台で団体さんが来ることもあります。
その場合はすぐに埋まると思った方がよいようです。
せっかくなので舞台最前線の正面で見たいものです。
早めに行くと、こんな近くで見ることができます。
トイレは2か所
トイレは神楽殿を出てすぐ横と、駐車場のそばの2か所にあります。
神楽殿横のトイレは昔ながらのトイレです(水洗)。
駐車場横のは新しくリフォームされた?ようで、きれいでした。
しかし、坂道を降りていく必要があり、道中は暗いのですこし怖いかもしれません。
駐車場から神楽殿に向かう坂道。
松明でライトアップされています。
まとめ
いかがでしょうか。
高千穂に行ったらぜひ観光したい高千穂神社。
神聖な空気に心もリフレッシュできます。
高千穂神社では、夜神楽も毎晩行われています。
夜8時開始なので付近の宿に一泊する必要があるかもしれませんが、見ごたえは十分ありますよ!
日時 毎日(11月22日、23日は行っていないそうです。)
受付時間 19時から受付開始(神楽殿にて受付)
時間 20時~21時(1時間)
料金 700円(団体割引20名以上 1人600円)
※小学生まで無料
人数 約300人
トイレ あり(神楽殿横、駐車場横の2か所)
宮崎観光の前には日本神話も読んでおくと、時代背景を知ることができて面白いですよ。
【天孫降臨】のお話はこちら。
【天岩戸伝説】のお話はこちら。
【海幸山幸伝説】のお話はこちら。
【鶴富姫物語】のお話はこちら。
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